LINE のスクショは偽造できるのか

できます。スクショは、メッセージそのものではなく、画面を写した画像だからです。偽物のトーク画面は、たとえば次のような形で出回ります。

  • 文字や時刻を書き換えた画像:画像編集アプリで、メッセージの一部や時刻を書き換えたもの。
  • トーク画面風に作った画像:メッセージアプリのトーク画面に似せた画像を作れるアプリや Web サイトがあります。
  • 画面の表示を変えてから撮ったスクショ:画面に出ている表示そのものを変えてから、端末の機能で撮ったもの。
  • つなぎ合わせた画像:別の日や別の相手とのやりとりを、1枚につなげたもの。
  • 画像生成AIで作った画像:画像生成AIは、実在の書類に似せた画像も作れるほど精巧になっていると報じられています。

また、画像としては本物でも、見る人を誤解させるスクショもあります。

  • 都合の悪い前後のやりとりを切り落としている
  • LINE では、友だちの表示名を自分の画面の上だけで自由に変えられ、変えたことは相手に通知されません。画面に出ている名前は、本人の名前とは限りません
  • アカウントが乗っ取られ、本人ではない人が送ったメッセージかもしれない

そのため、スクショを見せられたときは、次の2つを分けて考えます。

  1. その画像は、画面の表示を正確に写したものか
  2. 本当にその人が、そのメッセージを送ったのか

2つ目は、画像をどれだけ調べても答えが出ないことが多い問いです。スクショを証拠として残す側の注意点は、スクショは証拠になる?LINE・X のスクリーンショットの証拠能力と、信用される残し方で解説しています。

画像だけでは見抜けない理由

  • 画面の表示を変えてから撮ったスクショは、画像としては「本物のスクショ」です。画像に加工の痕跡が残らないため、画像をどれだけ調べても見つからないことがあります。
  • LINE やメールで送られてくる途中で、画像が縮小・圧縮されることがあります。細かな手がかりが消え、劣化した本物と、加工の跡を消した偽物の区別がつきにくくなります。
  • 本物の画面にも「おかしく見える点」はあります。端末やアプリの設定、版の違いで、同じトークでも人によって見た目が変わります(後の表で説明します)。

つまり、手がかりが見つかっても偽物とは限らず、見つからなくても本物とは限りません。

裁判でも、スクショの見た目より、確かめられる事実が問われています。SNS の返信を写したとされる画像をめぐる訴訟で、大阪地裁(2024年8月30日判決)は、返信であれば表示されるはずの返信先や投稿日時が画像に表示されていないこと、画面を切り取るなどの加工がされた可能性が高いこと、画像の出所がわからないことなどを挙げ、画像が捏造された可能性を否定できないとして、この画像だけでは、そのアカウントから返信が投稿されたとは認められないと判断しました。問題になったのは「AI らしさ」ではなく、あるはずの表示がないことと、出所でした。事件の詳しい経緯は、捏造画像・AI画像が問題になった日本の裁判と事件で紹介しています。

偽物を疑う手がかり(早見表)

次の点は、特別な道具がなくても誰でも確かめられます。ただし、どれも「疑う手がかり」で、偽物の証拠ではありません。右の列の「本物でも起きる理由」に当てはまらないかを、必ずあわせて確かめてください。

偽物のトーク画面を疑う手がかりと、本物でも起きる理由
見る点怪しいときの例本物でも起きる理由
「既読」の位置相手から届いたメッセージの側に「既読」が付いている。1対1のトークなのに「既読 3」のような数字が付いている既読は「自分が送った」メッセージの横に出るので、相手の端末で撮った画面では、どちらが送った側かが入れ替わる。グループトークでは、読んだ人数が数字で出る
「既読」の横の時刻「既読の時刻に読んだはずだ」と、読んだ時刻の証拠として示される既読の横の時刻は、メッセージを送った時刻で、読んだ時刻ではない。端末によっては、通知を受け取っただけで既読になる
日付・時刻の並び下にあるメッセージほど時刻が早い。日をまたいだのに日付の区切りがない。日付に曜日が付いていて、カレンダーと合わない何枚かのスクショをつなげた画像では、つなぎ目で重なりや抜けが出る
画面上部の時刻画面上部の時刻よりも後の時刻のメッセージが、その日のやりとりとして写っている画面上部の時刻は、撮った端末の撮った時点の時刻。前の日のメッセージなら、上部の時刻より後の時刻でもおかしくない
名前・アイコン名前だけで「○○さんとのトーク」とされ、誰のアカウントかを示すもの(プロフィールなど)がない表示名は、端末の持ち主が自分の画面の上だけで変えられる。LINE のトークスクショ機能で「情報を隠す」を使うと、アイコンと表示名はダミーになる
切り取り相手の名前が出る画面の上部や、入力欄のある下部が切り落とされている。1枚だけで前後がない見せたくない個人的な部分を隠すために切ることもある。LINE のトークスクショ機能では、選んだ範囲のメッセージだけが画像になる
書体・文字の間隔同じ画面の中で、一部のメッセージだけ書体や大きさ、文字の間隔、行の位置が違う絵文字や記号、英数字は見た目が違って見えることがある。書体や文字の大きさは端末ごとの設定なので、送った人と受け取った人では見た目が違う
色・吹き出し同じ画面の中で、一部の吹き出しだけ色や形、余白が違う着せかえ、ダークモード、背景デザインの設定で、色や見た目は人によって違う(ただし、同じ1枚の中で混ざることは少ない)
画質一部の文字だけにじんでいる、背景の色がわずかに違う、ふちに線が出ているトークの中の写真やスタンプは、もともと画質が違う。何度も送り直された画像は、全体が粗くなる
自分の端末の記録自分の端末にはないメッセージや、文面が違うメッセージが写っている送信の取り消し、自分の側だけの削除、送った後の編集、PC 版とスマートフォン版の履歴の違いで、端末ごとに表示が変わることがある(次の節で説明)

「既読」の位置と意味

LINE の公式ヘルプによると、メッセージの左に出る「既読」は、自分が送ったメッセージを相手が閲覧したことを意味します。グループトークでは「既読 2」のように、読んだ人数が数字で出ます。

  • 相手から届いたメッセージの側に既読が付いている画面は、不自然です。ただし、相手の端末で撮った画面では、どちらが「自分」かが入れ替わります。誰の端末で撮った画面かを先に確かめてください。
  • 1対1のトークのはずなのに数字が付いていれば、実はグループトークではないかを確かめます。
  • 既読の横の時刻は、送った時刻です。読んだ時刻ではありません。
  • 端末によっては、通知を受け取った時点で既読になるため、既読が付いていても、相手が本当に読んだとは限りません。「既読が付いたのに無視した」と責められたときも、このことを覚えておいてください。

日付・時刻の並びと、画面上部の時刻

  • メッセージは、上から下へ時刻の順に並びます。時刻が逆戻りしている、日をまたいだはずなのに日付の区切りがない、といった点は手がかりになります。
  • 日付に曜日が付いていれば、カレンダーと合っているかを確かめます。
  • 画面上部(ステータスバー)の時刻は、そのスクショを撮った端末の、撮った時点の時刻です。その日のやりとりとして写っているのに、上部の時刻より後の時刻のメッセージがあれば、手がかりになります。
  • ただし、何枚かのスクショを縦につなげた画像では、つなぎ目で重なりや抜けが出ることがあります。つなぎ目ではなく、1枚の画面の中で食い違っているかを見ます。

名前・アイコン・切り取り

  • LINE では、友だちの表示名を変えられます。変えた名前は自分の LINE 上にだけ表示され、相手には通知されません。画面の上に「○○」と出ていても、それは端末の持ち主が付けた名前かもしれません。誰のアカウントかを確かめるには、トーク画面からその人のプロフィールを開いてもらうのが確実です。
  • LINE には、選んだ範囲のメッセージを1枚の画像にする「トークスクショ」という機能があります。一画面に収まらない長いやりとりも1枚にでき、「情報を隠す」を使うとアイコン画像と表示名がダミーに切り替わります。この機能で作った画像は、端末の画面全体を撮ったスクショとは見た目が違います。
  • 画面の上部(相手の名前)や下部(入力欄)が切り落とされていると、誰とのトークか、画面全体だったかを確かめにくくなります。個人的な部分を隠すために切ることもあるので、切り取る前の画像や、端末の実物を見せてもらうのが次の一歩です。

書体・文字の間隔・画質

  • LINE の書体(フォント)の設定は、自分の LINE の表示だけが変わり、相手の LINE には影響しません。端末本体の書体の設定が LINE に反映される場合もあります。文字の大きさも設定で選べます。そのため、同じトークでも、送った人と受け取った人のスクショでは見た目が違うのが普通です。
  • 一方で、1枚の画面の中で、一部のメッセージだけ書体や大きさ、文字の間隔、行の高さが違うのは、書き換えを疑う手がかりになります。絵文字・記号・英数字の見た目の違いと区別してください。
  • 一部の文字の周りだけがにじむ、背景の色がわずかに違う、四角いふちが見える、といった点も手がかりです。トークの中の写真やスタンプは、もともと画質が違います。

画像の加工を調べる一般的な方法と、その限界は、画像が加工されているか調べる方法で解説しています。

自分の端末の記録と違うとき

スクショに写っているメッセージが自分の端末にない、文面が違う、というときは、偽物の手がかりになります。ただし、LINE には次のような仕組みがあり、本物でも端末ごとに表示が違うことがあります。

  • 送信取消:送った人が取り消すと、双方のトークルームからメッセージが消え、「メッセージの送信を取り消しました」と表示されます。通常は送信後1時間以内に取り消せます。LYPプレミアムの会員は、相手がまだ読んでいないメッセージなら、通知せずに取り消すこともできます。
  • 削除:自分のトークルームからだけ消え、相手の画面には残ります。
  • 編集:LINEラボ(試験的な機能)を使うと、1対1やグループのトークでは、送ってから15分以内なら自分のテキストメッセージを編集でき、編集したメッセージには「編集済み」と表示されます。相手の環境によっては、編集前のメッセージがそのまま表示されることがあります。
  • PC 版とスマートフォン版:トーク履歴の保存先が違うため、両方の履歴が一致しない場合があります。

スクショが「消される前に撮った本物」なのか、「最初から存在しない偽物」なのかを、画像だけで区別するのは困難です。送信取消の表示や「編集済み」の表示が自分の端末に残っていないかも確かめてください。

iPhone のスクショなら本物?

iPhone などの端末のスクリーンショット機能で撮った画像でも、写っている内容が本物とは限りません。トーク画面風に作った画面や、表示を変えた画面を、そのまま端末の機能で撮ることもできるからです。そのような画像は、ファイルとしては「本物のスクショ」です。

  • 画面上部の時刻・電池・電波の表示は、機種や OS の版によって形が違います。表示の形だけで、本物か偽物かは決められません。
  • 送られてきたスクショは、送る途中で縮小・圧縮され、撮影や保存の記録が残っていないことがよくあります。記録が残っていても、書き換えられることがあります。

ファイルが本物のスクショかどうかより、画面に写っているやりとりが、端末の中に実際にあるかを確かめることが大切です。

本物かどうか確かめる方法

恋人や家族、職場の人、トラブルの相手などからスクショを見せられたときは、次の順に確かめます。

  1. 受け取った画像を、そのまま保存する。編集したり、撮り直したりしません。誰から、いつ、どのアプリで受け取ったか、相手がその画像を誰から手に入れたと言っているかも書き留めます。
  2. 端末に残っている元のトークを見せてもらう。目の前で、問題のメッセージの少し前からスクロールしてもらうと、前後の流れも一緒に確かめられます。トーク画面から相手のプロフィールを開いてもらえば、表示名だけでなく、誰のアカウントかもわかります。
  3. その日のトークに移動してもらう。LINE のトーク履歴検索には、カレンダーで日付を選ぶと、その日付付近のトークに移動できる機能があります。古いやりとりを確かめるときに役立ちます。
  4. 送ったとされる人の端末と照らし合わせる。あなた自身が送ったとされているなら、自分の端末の同じ日付のトークを確かめ、スクショと画面の記録を残します。ほかの人が送ったとされているなら、その人の同意を得て、本人の端末で確かめてもらいます。
  5. 続けて撮ったスクショや画面収録も求める。1枚だけのスクショより、操作しながら画面を収録した動画や、前後を重ねて撮った何枚ものスクショのほうが、つながりを確かめやすくなります。それでも、目の前で端末を見せてもらうのがいちばん確かです。
  6. SNS の投稿なら、投稿の URL を求める。URL を開いて、投稿とアカウントが今もあるかを確かめます。
  7. 出所を確かめる。誰が、どの端末で撮ったのか。第三者から回ってきた画像なら、元の持ち主にたどれるか。出所がわからない画像は、それだけで信用しにくくなります。

元のトークを見せてもらえない場合もあります。機種変更で消えた、自分の側で削除した、といった事情もあり得るので、見せられないこと自体は偽造の証明ではありません。ただし、そのスクショ1枚だけで事実を決めつけるのは避けましょう。

偽造されたスクショで責められたら

身に覚えのないメッセージのスクショで、恋人や家族、職場、学校などで責められたときは、次のことを優先してください。

  • その場で言い争わない。SNS やグループで反論しない。画像をさらしたり、相手を非難したりすると、別のトラブルを招くことがあります。
  • 自分のトークと端末を残す。トークルームの削除や端末の初期化はせず、問題の日付のトークを、画面全体のスクショと画面収録で残します。
  • 具体的な点を挙げる。「偽物だ」と言うだけでなく、自分の端末にそのメッセージがないこと、既読や時刻、日付の並びが合わないこと、名前やアカウントを示す表示がないこと、切り取られていることなど、確かめられる点を整理します。
  • 元のデータと出所の説明を求める。相手の端末に残っている元のトーク、撮った人、入手した経緯を示してもらうよう求めます。
  • 職場や学校では、担当の窓口に、端末での確認を求める。スクショだけで判断せず、元のトークを見て確かめてもらうよう伝えます。
  • 損害賠償を求められた、訴えられた、警察に相談すると言われた、といったときは、早めに弁護士に相談する。期限のある手続もあります。

自分のスクショを「加工した」と疑われた側の備えはスクショは証拠になる?、画像を突きつけられた人の備えは捏造画像・AI画像が問題になった日本の裁判と事件でも解説しています。

この節は一般的な情報で、法的な助言ではありません。個別の事情は弁護士に相談してください。

人をだましたり、人の評判を落としたりするために偽のトーク画面を作って使うと、法的な問題になるおそれがあります。たとえば刑法第230条は、公然と事実を示して人の名誉を傷つけた者を、その事実が本当かどうかにかかわらず罰すると定めています(名誉毀損)。

この条文は、スクショを見せられた側にも関係します。本物か偽物かにかかわらず、スクショを多くの人が見られる場所に広めたり、「この人がスクショを捏造した」と公然と非難したりすると、自分が責任を問われるおそれがあります。疑いがあるときほど、広めずに相談してください。

やってはいけないこと

  • 偽物だと決めつけて、SNS やグループで相手を非難する。確かめる前の非難は、取り返しがつかないことがあります。
  • スクショをほかの人に広める。本物でも偽物でも、写っている人を傷つけたり、トラブルを大きくしたりします。
  • 他人のスマートフォンを無断で操作したり、他人のアカウントに無断でログインしたりして確かめる。確かめ方そのものが問題になるおそれがあります。
  • 自分のトークや端末を消す。照らし合わせる元がなくなります。
  • 受け取った画像を、見やすくしようと編集し直す。元の状態がわからなくなります。

PEA でできること・できないこと

PEA は、画像を性質の異なる8つの解析で調べ、AI による生成・加工の手がかりを1〜10のグレードで示す画像鑑定サービスです。受け取ったスクショについては、次のことができます。

  • 送信を特定する表示があるかを示します。画面のスクリーンショットかどうかを判定し、送信の日時、送信者のアカウント名や ID、返信先、画面全体を保存したか、URL が写っているか、前後のやりとりが写っているか、切り取りの形跡がないかを一覧で示します。どこを確かめるべきかの整理に使えます。
  • AI で作られた画面か、加工の手がかりがあるかを判定します。生成AIで作られた画面なら、電子透かしや記録から判定できる場合があります。
  • 痕跡が見つからなくても、「メッセージが実在した」とは言いません。画面の表示を書き換えてから保存すると、画像には加工の痕跡が残りません。そのため、痕跡が見つからないスクショはグレード6(改変の兆候なし)までとし、画面に表示された内容が実在したかは対象外であることを鑑定書に明記します。
  • 根拠を示せない画像には、グレードを付けません。強い圧縮で判断の材料が残っていない画像や、画面をカメラで撮り直したことがはっきりしている画像などは「判定外(Grade -)」とし、有人鑑定をご案内します。
  • 受け取った時点の状態を固定できます。鑑定書(1件¥1,000)にすると、ファイルのハッシュ値・電子署名・第三者のタイムスタンプで、そのファイルが発行の時点で存在し、以後変わっていないことを、第三者が証明書番号で照合できます。
  • 無料の鑑定は1日1件まで使えます。料金は料金のページをご覧ください。

PEA は、メッセージが実在したか、誰が送ったかは確かめられません。それを確かめる材料は、画像の外(端末に残った元のトーク、送ったとされる人の端末、入手の経緯など)にあります。鑑定書が裁判で証拠として採用されることも保証できません。PEA の結果は、どこを確かめるべきかを示す判断材料の一つとして、元のデータや入手の記録と合わせて使ってください。

相談先

  • 法律の相談:法テラス・サポートダイヤル 0570-078374(平日9時〜21時、土曜9時〜17時)で、問題に合った相談窓口や、法律相談の案内を受けられます。地域の弁護士会の法律相談センターも利用できます。
  • ネットに広められた・削除したい:削除の方法の相談先や、投稿が消される前に残すものは、スクショは証拠になる?の「相談先」にまとめています。
  • 脅されている、お金を求められている:最寄りの警察署(警察相談専用電話 #9110)に相談してください。

よくある質問

LINE のスクショは、簡単に偽造できますか?

できてしまいます。画像編集アプリで文字や時刻を書き換えたり、トーク画面風の画像を作れるアプリや Web サイトを使ったりすれば、本物に近い見た目の画像を作れます。画面の表示を変えてから端末の機能で撮ったスクショは、画像としては本物のスクショなので、画像を調べても痕跡が見つからないことがあります。本物かどうかは、端末に残っている元のトークと照らし合わせて確かめてください。

既読の位置や時刻で、偽物かどうかわかりますか?

手がかりにはなりますが、それだけでは決められません。LINE の既読は、自分が送ったメッセージの横に表示され、横の時刻は読んだ時刻ではなく送った時刻です。相手から届いたメッセージの側に既読がある画面は不自然ですが、相手の端末で撮った画面では、どちらが送った側かが入れ替わります。また、端末によっては通知を受け取っただけで既読になるため、既読が付いていても読んだとは限りません。

相手が見せてきたスクショが偽物だと思ったら、どうすればいいですか?

その場で偽物と決めつけず、まず受け取った画像をそのまま保存し、受け取った経緯を書き留めます。そのうえで、端末に残っている元のトークを、問題のメッセージの前からスクロールして見せてもらい、トーク画面から相手のプロフィールも開いてもらいます。自分が送ったとされているなら、自分の端末の同じ日付のトークを確かめて残してください。SNS で相手を非難したり、スクショを広めたりするのは避けましょう。

偽造されたスクショで責められたら、どうすればいいですか?

言い争ったり SNS で反論したりせず、自分のトークと端末を消さずに残し、問題の日付のトークを画面全体のスクショや画面収録で保存します。「偽物だ」と言うだけでなく、自分の端末にそのメッセージがないこと、日時や既読の並びが合わないこと、名前やアカウントの表示がないこと、切り取られていることなど、具体的な点を整理し、元のデータと入手の経緯の説明を求めます。損害賠償を求められたり訴えられたりしたら、早めに弁護士や法テラスに相談してください。

AI でトーク画面を作れますか? AI で作った画面は見分けられますか?

画像生成AIは、実在の書類に似せた画像も作れるほど精巧になっており、トーク画面に似せた画像を作ることも考えられます。一部の画像生成AIは、作った画像に来歴の記録や目に見えない電子透かしを入れているため、それが残っていれば判定できる場合があります。ただし、記録は保存や送信の途中で消えることがあり、AI で作ったかどうかがわかっても、メッセージが実在したかはわかりません。決め手は、やはり元のトークとの照らし合わせです。

出典